領主から追放を言い渡された主人公は強制的に旅立ちを迎えた。 デタラメな力で魔物を笑いながら蹴散らすも、更に上のデタラメな力の前に叩きのめされる。 死にかけながらも何とか逃げ延びた主人公は、打倒化物を……、目指しはしなかった。 「嫌です！　無理です！　あんなのに勝てるわけがありません！」 彼には変なプライドなど無かった。 平和な生活を目指す主人公だったが、何かズレているため、彼の生活は平和になどなりはしない……

突如思い立った神の手によって約６歳にまで退行させられ、チート能力も与えられずに異世界に放り込まれた好野裕。もちろん、自動翻訳機能などない。 元々の彼の職業はシステムエンジニア、いわゆるIT系の技術者だ。だが、放り込まれた異世界にはコンピューターなど無いッッ！ 彼の知識など、大半が役立たずなのだ。ザマアミロ それでも、主人公はめげない！ 強者の理屈を語る彼は、自分が弱者であると思ってもいないのだ。 ※ 小説家になろう、ノベルアップ＋でも公開中

世界初のフルダイブ式のＶＲＭＭＯＲＰＧのサービスインの時がきた。 誰もが初心者のはずのその世界で、場違いな者たちがトチ狂ったことをはじめる。 初ッ端から他のすべてを無視して迷宮に突撃だ。初期装備も取らず魔法もなにも無しで。そんなことをしても、普通は真っ暗闇の中でモンスターに遭遇したら為す術無く倒されるだろう。 だが、彼女は違う。丸腰でモンスターと戦い無傷で勝利する。 そして、見えているのかと尋ねられて傲然と言い放つ。 「見えなくても、この程度、どうとでもできるわ」 できねえよ！　普通はできないんだよ！ だが、それでも、彼女と出会ったモンスターは何があろうと為す術無く倒されるのだ！ ※小説家になろう、ノベルアッププラスでも公開中！

「言っておくが、私は強いぞ」 恥ずかしげもなくそんな言葉を吐く伊藤芳香は漫画に影響されまくった厨二病である。 神に選ばれし存在と言ってはばからず、自分にならば出来るはずと鍛錬を重ねるのだ。 その結果、常識を踏み外した程度の強さを身につけているのだから、ある意味間違っていないのかもしれない。 そんなゴリラではあるが、伊藤芳香は美人である。背はスラッと高く170cmを越え、顔立ちは怖いほど整っている。 背中の中ほどまである艶やかな黒髪が風に靡くさまは、誰もが溜息をもらすほどだ。 だが忘れてはならない。彼女のあだ名はゴリラである！ ※ 『小説家になろう』『ノベルアッププラス』『カクヨム』でも公開しています

ヒグマに遭遇した田村が正義の鉄拳を振るい、頭突きを敢行したら体が入れ替わってしまった。 クマと化した田村は奇行を繰り返した挙句、動物園の飼育員、木村にヘッドバッドを食らわせる！ 他ではあり得なことが平気で起きる！ 誰にも先を読めない奇想天外な物語だよ！

男爵家に天才児が生まれた。いや、もとより男爵家は古くより続く鬼才の系譜だ。代々の当主が変に欲が無かったために爵位こそ低いが、そこらの伯爵よりも広い領地を持つ変な家である。 その中でもひときわ変で、異彩を放つのがハネシテゼ・デォフナハである。 だが、その天才ハネシテゼは主人公ではない。 ティアリッテ・エーギノミーア。デォフナハ男爵の隣に領地をもつ公爵家の令嬢こそが、この物語の主人公である。 2歳年下の天才児のために苦渋辛酸を嘗めさせられた彼女は、ある《《決意》》を固める……！